な〜んと
あんなに暑い日が続き、どうなることか?と思っていたら
な〜んと一気に、涼しいと言うより寒い位の急変ぶり
一体この先ど〜成っちゃうんだろう??
そんなわけで雨模様の今日は、志村喬さん主演の、黒澤明監督以外の作品で最高作と言われている
丸山誠治監督:三船敏郎さん他の出演映画
「男ありて」をCATVで見ることが出来ました。
プロ野球の監督、妻と子供二人の4人暮らしだが、いつも頭の中にあるのは野球のことばかりで、
家族のことは一切・・・。
出場停止をくらった志村と初めて外出する妻(夏川静枝)の楽しそうなお好み焼き屋での名場面は白眉。
子供たちには彼ら夫婦の深い絆は到底理解できない。
この映画の何とも云えない素晴らしいラストシーン・・先立った妻の葬儀を済ませたが、納骨の日に又家族を振り切って・・試合があると・・
お父さんのバカっ!
母さんはいつも父の為に苦労して、苦労して、苦労して…
そんな分からず屋の彼(志村喬)を唯一理解し、支えてくれた妻。
しかし、その試合を最後に引退・・
今まで顧みなかった亡き妻の墓に語りかける志村さんの演技は絶品。
(お前よりも俺の方が先に逝きたかった、お前が居なきゃ〜何にも〜)
不器用ながら確かに伝わる頑固な男の愛を知る。
この映画を見て、単に涙腺が緩んできただけで無く、本当に身につまされたシーンでした。
機会があったら是非ご覧になってください。1955年 東宝・・傑作です。